葛原八幡神社の葛原新町楽
どんな伝承か
小倉南区葛原の葛原八幡神社では、十月中旬の日曜日に市指定無形民俗文化財の葛原新町楽が奉納される。江戸時代に牛馬の悪疫を鎮めるために始まったといわれ、昭和三十年ごろにいったん途絶えたが、昭和五十一年に復活した。神職姿の少年が「言上」を申し立てたあと、白装束に鉢巻きをして背に幟を立てた二十人ほどの少年が、太鼓と鉦を打ち鳴らしながら十一種類の太鼓踊りを次々に演じる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。