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掘っても掘り当てられぬ木の宮地蔵

所在地埼玉県入間郡三芳町大字上富(木の宮地蔵)
年代室町時代(永享のころから)
登場—
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

入間郡三芳町上富の木の宮地蔵尊は、堂の北の裏手、三間ほど離れた古松の下の土中深くに埋まっているといわれ、それは地蔵自身のお告げによるのだという。一方で、いたずらがひどかったので土の中へ埋められたとも伝わる。その後何度も掘り出そうとしたが、像に行き当たる前にきまって日が暮れ、翌朝には穴がもう埋まっていて、前の日の苦労が無駄になったという。埋められたのは永享のころで、もう五百年も土中にある勘定になる。

原典より

しかし、この地蔵がいたずらがはげしかったので、土中深く埋められたともいう。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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