トップ福島県の伝承猪苗代町

石の箱に封じられ磐梯明神となる

所在地福島県耶麻郡猪苗代町(磐梯山)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第3巻

どんな伝承か

昔、会津の盆地がまだ芦の谷地であった頃、手長、足長という者が棲んでいた。時々嵐を起こし、雨を呼んで作物の実入りを妨げるので、人々から怨まれ憎まれていた。諸国行脚の途次に会津へ立ち寄った弘法大師がその狼藉を知り、棲み家を訪ねて、大きくなれるかと問うた。手長足長がみるみる天に届くほど大きくなって見せると、大師は、それなら小さくもなれるだろう、俺の掌に乗ってみよという。小さくなって掌に乗ったところを、かねて用意しておいた石の箱に入れ、石の蓋をして呪文で堅く封じた。そして、これからは神として磐梯の山に祀るから、罪滅ぼしに世のため人のため尽くせと言い、磐梯山頂に埋めて磐梯明神として祀ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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