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三両で買った三つの言葉札

所在地福島県耶麻郡猪苗代町大字関都都沢
年代伝承
登場渡部幸夫、語り手、伝承者
出典猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

貧しい男が正月の餅米を買う金を稼ぎに京へ出て、ようやく三両を貯めた。帰り道で神のお告げを受け、一口一両という店で言葉札を三枚買い、稼ぎをすべて使ってしまった。その晩、親切すぎる宿を早々に立つと、そこは盗賊の家だった。翌日は雷が鳴り、大木の下を避けたので落雷を免れた。三日目に帰ると女房が男と寝ているように見えたが、短気を抑えて尋ねると留守の用心の人形だった。翌朝、枕元には使ったはずの三両が置かれていたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説(猪苗代町(編)・猪苗代町史)

『猪苗代町史 第2集(民俗編)――昔話と伝説』は、猪苗代町の町史民俗編のうち、第十一章「昔話と伝説」を収めたものである。町内の話者から聞いた方言まじりの昔話と、楊枝峠の力松、皿沼物語、木地小屋村の大蛇、大恩寺の化け灯篭、首なし地蔵、吾磐椅の鬼婆、磐梯明神など、町内の地名や寺社にまつわる伝説を載せる。昔話は動物昔話と本格昔話に分け、伝説の末尾に『新編会津風土記』『耶麻郡誌』などに載る伝説の題を挙げた伝説追補を付す。

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