トップ > 新潟県の伝承 > 上越市

越後頸城の彌勒歌

所在地新潟県上越市(越後頸城)
年代近世〜近代
登場祝宴の人々
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

鹿島踊と呼ばれる踊り歌が近年まで行われていた土地は、おおむね東日本に偏っている。小寺氏の郷土民謡舞踊辞典に拾われた例のうち、鹿島から最も遠いのは越後の頸城地方の彌勒歌で、これだけは神社の祭礼とは関係なく祝宴の席でうたわれるものだが、歌詞にはやはり鹿島の彌勒謡と同じく、世の中は万劫末代、という句が含まれていたという。これに対し、多摩川上流の小河内村や下総印旛郡の村々、安房から伊豆・大島にかけての海村の鹿島踊は、いずれも年に一度の大祭の日に住民総出で行われる晴れの行事であり、何か共通の理由が隠れていると柳田は推している。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

種別から探す

鹿島踊祝宴

上越市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第1巻』の伝承