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宮古・粟の人頭税と従属の由来

所在地沖縄県宮古島市
年代伝承(四百年間の人頭税以前)
登場宮古の有識階級
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

甘藷が入る前、宮古島では専ら粟を食べ、四百年間の人頭税もすべて粟で納められ、布を納めた者だけが換算を許された。古くからある宮古の記録によれば、島の土地があまりに豊沃で穀類が有り余るため、人民が放埒になって喧嘩闘争が絶えず、これでは重い年貢でも課してもらえば勤労の必要から悪心を起こす余裕がなくなろうと思案の末、自ら沖縄への従属を申し出たと伝えている。ただし記録は有識階級のもので、当時の民意を代表したものではなかった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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