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日向ビロウ島の鷹渡り

所在地宮崎県東臼杵郡門川町(ビロウ島)
年代不明(天野信景・塩尻の記事)
登場天野信景
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

柳田は蒲葵の島々が南北の線上に連なるのを見て、渡り鳥が種子を運ぶのではないかと考えた。その推測を強めたのが、天野信景の随筆塩尻の巻五十三にある記事である。それによれば、日向の海にビロウ島があり、毎年朝鮮の方から数えきれないほどの鳥が渡ってきてビロウの実を食べる。その後、鷹曇りといって薄雲が何日も空を覆うことがあり、土地の人が鷹が来るぞと言うと、必ず多くの鷹が韓の地から飛んで渡ってくるという。柳田は、日向の人から聞いた話らしく作り事とは思えないとしている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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