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薩州秋目の蒲葵島

所在地鹿児島県南さつま市坊津町秋目(蒲葵島)
年代不明
登場—
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

南九州で今日蒲葵が見られる場所は、わずかな屋敷の内を除けば、ほとんどが神の社の地だと柳田は言う。その例の一つが薩摩の秋目の蒲葵島で、九柱大明神と称して祇園を祀り、六月十五日を祭日としている。この島は秋目の港の外に優美な姿で立つ枇榔島として、薩摩西海岸の蒲葵の島の筆頭にも数えられている。蒲葵の茂る島が神の地として守られてきたことを示す例である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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