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馬に卵を飲ませる江花の馬飼

所在地福島県須賀川市江花
年代現代(大正期の旅)
登場江花の馬飼、子供たち
出典定本柳田国男集 第2巻

どんな伝承か

勢至堂の坂を下り、左側が片崖になって右手が追々開けてくると、江花の古駅が坂路の両側に村をなしている。この辺りは皆熱心な馬飼で、一等賞を得るために馬に泥餡を食わせたり卵を飲ませたりする連中であるから、子供らが出て来て、乗っていた古牝馬のぴょこぴょこ歩くのを見て笑った。ここから長沼を経て奥州街道へ出る路は田の中の平地で、親に別れた若駒どもは多くこちらへ牽かれてゆく。牧ノ内地方は今でも産馬が主な産業で、秋の白河の馬市を賑わしている。江花という地名は意義が不明である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第2巻』は、柳田国男の紀行と旅の随筆を収めた著作集の一巻である。昭和三年一月の自序に続く「雪国の春」や菅江真澄の日記を読み解く文をはじめ、東北の村々の正月、火と炭、浜の暮らしの見聞、「秋風帖」「東国古道記」、昭和十五年十一月の自序を持つ「豆の葉と太陽」などの紀行を並べる。峠や古道、佐渡・五箇山・熊野などの土地を、住む人の暮らしと信仰から見ようとする文が多い。

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