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蓑笠を着て訪れるカセギドリ

所在地岩手県奥州市胆沢小山
年代天明八年正月十二日
登場若い男、小児、菅江真澄、記録者
出典定本柳田国男集 第2巻
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どんな伝承か

胆沢郡徳岡では、カセギドリが遣って来るのは正月十二日の午前からであった。ケンダイと称する蓑笠を着た姿から、鶏のことだと考える者が多く、引き揚げる時にケケロと鳴き、他村の群と途中で会えば雌鳥か雄鳥かとまず尋ね、雄鳥といえば蹴合いをしようと掴み合い、雌鳥と答えれば卵を取ろうと貰った餅を奪い合った。主人が憎まれている家にはカセギドリの若い者が入って暴れ、厩の前の木櫃を伏せて杖で底を突き立て、スハクヘと言った。老人たちは、その服装が案山子とよく似ていることから、これは田の神の姿だろうと想像していた。この役は多く若い男が願掛けのために勤めるものであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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