宇鉄の浜から渡った盆の夜と鶴の羽
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
三河の植田七三郎の家から、紙に包んだ鳥の羽が一枚出てきた。上書きには「松前鶴の思ひ羽、天明八年十一月一日至、白井英二贈之」とある。白井英二すなわち菅江真澄は同じ年の六月に陸中の詞友と別れて蝦夷地へ旅立ち、小湊・青森・油川も急いで過ぎ、津軽北端の宇鉄の浜から夜船に便乗した。それはちょうど盆の魂迎えの晩で、月照り風は既に寒く、女や少年が大声で亡き人の名を呼んで精霊を招く声が身に沁みたと「率土が濱づたひ」には記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
種別から探す
外ヶ浜町の伝承
広告枠(AdSense)