大隅屋久島・眠りの間に孕む鬼子
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どんな伝承か
大隅の海上に浮かぶ屋久島は九州第一の高峰を擁し、山の力が今なお最も強い土地とされる。三国名勝図会には、島の婦人がしばしば鬼の子を生むことがあると記されている。山中に入って頻りに眠気を催し異人の夢を見た女は必ず身ごもるといい、産は普通と変わらないが、生まれた子は必ず歯が生えていて足がよく走った。そのため鬼子と呼ばれたという。このような場合には柳の枝を子の口にくわえさせて木の枝に引っかけておくと、一夜のうちに必ず消えてなくなると信じられ、島の人々はその子を父方が引き取って養っているのだと考えていたらしい。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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屋久島町の伝承
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