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ゴール目前で畑に墜ちた陸軍初の長距離飛行

所在地埼玉県所沢市
年代大正二年三月二十八日
登場木村鈴四郎、徳田金一、墜落したブレリオ式単葉機の搭乗中尉
出典行楽と史蹟の武蔵野

どんな伝承か

大正二年三月二十八日、我が国の飛行家がまだ僅かに飛べるようになったばかりのころ、陸軍最初の公式長距離飛行として、東京・所沢間およそ二十七キロの試験飛行が行われた。出発地は東京の青山練兵場で、当日は新鋭のブレリオ式単葉機を木村鈴四郎、徳田金一の両中尉が操縦して晴れのスタートを切った。ところが同機は、ゴール寸前で無念にも所沢郊外の畑の中へ墜落し、両中尉は我が国の空の世界における最初の犠牲者となったのであった。

原典より

漸く、僅かに飛べるようになつた我國の飛行家が、大正二年(皇紀二五七三年)三月二十八日に、陸軍最初の公式長距離飛行として東京所澤間約二十七籽(凡そ七里)の試験飛行を行つたものだが、…—— 行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年))

『行楽と史蹟の武蔵野』は、寺島裕が昭和十二年に著し、新生堂から発行した武蔵野の史跡探訪記である。狭山丘や山口貯水池の周辺から、行田・粕壁・生田・淀橋・中野・柴又・多摩御陵などの社寺、城址、古戦場、塚を歩いて訪ね、交通の便とともに由緒や伝説を記す。小橋一太と新井堯爾の序文、著者の自序を巻頭に置き、前著「史蹟の武蔵野を探ねて」に続く行楽案内として土地ごとの短い節を連ねる。

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