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硫黄の毒を見抜いた大徹宗令禅師

所在地静岡県牧之原市西萩間(大興寺)
登場大徹宗令、大徹宗令禅師、禅師・大興寺開山
出典日本の妖怪伝説

どんな伝承か

静岡県榛原郡相良町西萩間の龍門山大興寺を開いた大徹宗令禅師は、仏道のかたわら石の学問に通じていた。いつの戦のことかは分からないが、寺の近くで敵の不意を突こうと山越えを図った軍勢が、中腹まで来ると人も馬も次々に倒れてしまい、武将は山に魔神がいると嘆いた。知らせを聞いた禅師はひとりで山腹の地質を調べ、地熱が高く硫黄の気が強く噴き出しているのが原因だから進路を変えよと武将に説いた。武将はそれに従って大勝し、禅師は那須の殺生石の謎を解いた高僧として語り継がれているという。

原典より

ところがどうしたことか、山の中腹までさしかかると、わけもなく次次と兵馬は倒れてしまうのである。—— 日本の妖怪伝説(小笠好恵・1966年(昭和41年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の妖怪伝説(小笠好恵・1966年(昭和41年))

『日本の妖怪伝説』は、小笠好恵が各地に伝わる奇談・怪談を読み物にまとめた伝説集で、序は昭和四十一年五月付である。浅茅が原の一つ家、四谷怪談、九尾の狐、安達が原の黒塚、道成寺、鍋島の化け猫など、岩手から熊本までの四十五話を、伝えられた形をなるべく崩さずに書き直し、おおむね東から西へ並べる。雨月物語や小泉八雲など書物に拠る話のほか近年の体験談も混じり、一部の話の末にはゆかりの寺社へ行く「順路」を付ける。

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