大力の勘七
どんな伝承か
我孫子の宿に、最近まで勘七という大力の男が生きていた。あるとき相撲取りを馬に乗せていて口論になり、竹を折ってふんどしの代わりにし、力くらべを申し込んだところ、相撲取りのほうが謝ったという。『手賀沼北辺紀行』に記された安政二年頃の話で、『利根川図志』に収められている。我孫子にはほかに、一日四十里を歩いたという早足の運平の話もあり、いずれも宿場らしく、仕事や能力が交通に関わる奇人譚である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
我孫子市史 民俗・文化財篇(我孫子市)
我孫子市編『我孫子市史 民俗・文化財篇』を全29話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。