御符水
どんな伝承か
夷隅郡浪花村興津にある聖海山妙覚寺の御符水は、日蓮上人が加持した霊水であるといい、病ある者がこれを飲めば霊験があり、健康な者が飲めば不浄をあらかじめ除くと信じられ、訪れる者が非常に多いと伝わる。妙覚寺は御朱印二十五石を有した寺で、釈迦の立像や日蓮上人の遺像とされる霊像を安置しているという。日蓮上人が興津の地の佐久間重貞の家に滞在した折にゆかりのものとされている。
原典より
興津(旧、布施村)の聖海山妙覚寺にある御符水は、日蓮上人御加持の霊水であるといふので、病あるものこれを飲むに霊験があり、(「志料続編」)病無き者これを飲めば、不浄を未然に除くと信ぜられ(口碑)てゐるので、訪れるものが非常…—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。