トップ > 千葉県の伝承 > 勝浦市

植村土佐守が築いた勝浦三町

所在地千葉県勝浦市
年代天正〜慶長期
登場植村土佐守、泰忠、泰朝
出典日本伝説叢書 上総の巻

どんな伝承か

「勝浦三町、ちや、こりや、誰がたてた、此れも植村土佐守」と雑歌に歌われている。植村氏は初め勝浦の三滝から移ったとき古い館に住んでいたといい、岩熊に御園という地があるのは、植村氏がこの地に来た後の旧館で、館を御園と呼んだものが後に村名になったとも言われる。それゆえ岩熊のうちに御館の址を蔵する所がある。植村氏泰忠は徳川家に従って軍功を立て遠江国榛原郡を賜り、天正八年に小田原で軍功を挙げて勝浦三千石を賜り、慶長六年に五千石を加増され、十二年に三千石とされた。当時の俗言に「江戸が見たくば勝浦へ御座れ、勝浦本行寺」といい、この地の繁栄がしのばれる。

原典より

勝浦三町、ちや、こりや、誰がたてた、此れも植村土佐守。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1917年(大正6年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1917年(大正6年))

『日本伝説叢書 上総の巻』は、藤沢衛彦が大正六年に編んだ上総国の伝説集である。夷隅・長生・山武・市原・君津の五郡にわたり、地名の由来、社寺の縁起、城と武将の事跡、大蛇や狐つきの怪異、俚謡や民間の風俗を、口碑や『総国誌』などの地誌から集める。巻頭に著者の序と緒言を置き、上総国と郡の名義を説いたのち、郡ごとに町村の所在を添えた見出しで一話ずつ並べる。

種別から探す

城主

勝浦市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説叢書 上総の巻』の伝承