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高宕山

所在地千葉県富津市豊岡(高宕山)
年代源頼朝の時代
登場行基、源頼朝
出典日本伝説叢書 上総の巻

どんな伝承か

高宕山は環・豊岡の両村にまたがる峻嶺で、いくつもの高峯が立つ。最も高いのを九峯、次を八峯、その次を七峯という。山腹の懸崖に観音堂があり、その傍らの洞窟は長さ二、三町、九峯の中腹へ抜けている。頂上には祠があって雨乞神といい、傍らに鉄釜が一つ置かれている。旱天にこの祠へ雨を祈り、釜の水を汲み帰って田園に注げば必ず雨が降ると伝わる。天平十五年、行基がこの山に登って十一面観音を刻み堂を建て、のち石塚山長慶寺を建立して八百坊を置いたという。文治元年には源頼朝が安房から上総へ上る際、まずこの観音に戦勝を誓い、勝利ののち黄金の十一面観音を造らせて像の腹に籠め、神領を寄進したと伝える。

原典より

高宕山(たかたごやま)は、環・豊岡の両村に跨つてゐる峻嶺で、数条の高峯を抜いてゐる。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))

藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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