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瀧山寺仁王門と実らぬ椿

所在地愛知県岡崎市滝町(瀧山寺)
年代文永四年
登場飛騨内匠
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

三河の旧額田郡常磐村にある瀧山寺の仁王門は、文永四年に飛騨内匠が建てたと伝えられる。落成の後、一人の老婆が垂木の切り違えを見つけて難じた。それを耳にした内匠は深く恥じ入り、仁王門の階上から鑿をくわえたまま身を投げ、喉を貫いて死んだ。その場所には椿の木が生えたが、毎年花は咲くのに実を結ぶことがないという。

原典より

瀧山寺の仁王門は、文永四年飛騨内匠が建てたといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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