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芋洗いの川岸に現れた炭火のようなブナガヤ

所在地沖縄県国頭郡大宜味村字喜如嘉
年代伝承(口承)
登場玉城苗、目撃者(本文に『苗』として出る)
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

話者が十歳だった昭和四、五年ごろのこと。屋号大山小の家とのあいだの川岸で、姉に言いつけられて芋を足で洗っていると、石をひっくり返す音がした。振り向くと、向こう向きで頭しか見えなかったが、髪まで真っ赤な、丸まった炭火のようなものがいた。驚いて家へ駆け戻りブナガヤを見たと告げると、姉は怠ける口実だと叱って自分で芋を取りに行った。ところが姉もブナガヤを見て、芋を取らずに戻ってきた。帰った母に話すと、あそこにはブナガヤがいるから日が暮れないうちに芋を洗えといつも言っているではないかと叱られたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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