トップ > 静岡県の伝承 > 静岡市

増水の安倍川を下った七尺の河原小僧

所在地静岡県静岡市
年代現代
登場—
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

静岡市のある家では、父がまだ十五、六歳だった頃、安倍川がかなり増水したときのことである。近所の人と縁側で碁を打っていると、誰も渡る者のない激流の真ん中に一人の男が飛び込み、胸から上を出したまま矢のような速さで下って行くのが見えた。川原に上がったその男は身の丈七尺ほどもあり、非常な速さで山中へ走り去って忽然と姿を消した。皆は河原小僧の仕業だろうと話し合ったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

種別から探す

増水大男

静岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』の伝承