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天狗滝で大男の笑いを聞いた力持ち

所在地高知県香美市香北町河野河茶(天狗滝)
年代現代
登場川田助次、今窪広蔵、体験者、同行者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

高知県香美郡の河茶の集落に住む川田助次さんは、身の丈五尺八寸、体重二十四貫の大男で、起きぬけに五十貫の石を平気で担ぐほどの力持ちだった。ある時、同じ集落の今窪広蔵さんと河野の天狗滝の下手でキハダの皮をはいでいると、アセビの木の間から、顔の長さが三尺もある大男が山も谷も砕けそうな大声で笑った。広蔵さんはすぐ魔除けの祈祷をしたので何事もなかったが、平気だと強がった助次さんは、家に帰り着くと高熱を出して悶え死んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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