トップ > 奈良県の伝承 > 御杖村

身ごもった盗人猫を殺した子の報い

所在地奈良県宇陀郡御杖村
年代現代
登場今井まつ
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

話者の今井まつによれば、奈良県宇陀郡御杖村には、魚を盗む「ぬすと猫」がいた。その猫は腹に子を宿していたが、村の子ども三人がかりで殺してしまった。そのうちの一人は後に養子に行ったが、生まれた子が病気になって治らず、実家に帰された。拝む人に拝んでもらうと、その人が猫の姿になり「おまえも子がかわいいだろう、人も猫も同じだ」と訴えた。そこで言われた通り、生魚を三週間ほど供えて祀ったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

種別から探す

拝み屋

御杖村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 10 狼・山犬、猫』の伝承