手書きの電報が来ておった時代のころのこと
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どんな伝承か
高知県高知市の話。手書きの電報が来ていた時代のこと。東京で勉強中の息子から電報が届き、驚いた母親にせがまれて父親が読み聞かせた。『カネオクレタノム シゲイチ(金送れ頼む 繁市)』とあり、繁市は息子の名であった。ところが聞き終えた母親は『こないだ銭を送ったところだ』と言うなり、父の手から電報をひったくってしげしげと見て、突然素っ頓狂な大声で『お父、これは偽物じゃ。繁市の字と全然違う』と言ったという笑い話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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高知市の伝承
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