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種崎

所在地高知県高知市種崎(千松公園)
年代現代
登場永野憲正、体験者・本山保健所長
出典現代民話考 ― 偽汽車
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どんな伝承か

高知市種崎で、城東中学校(現・追手前高校)の四年生だった「私」が連合演習に参加していた夜のこと。千松公園東海岸で部隊から離れ、一人で砂浜に寝転び星を見ていると、沖合から赤とも黄とも青ともつかぬ灯が波間を上下しながら近づいてきた。灯は舟も人影もないまま千松公園の墓地へ吸い込まれるように消えた。着剣して墓地に近づいたが、松風と波音、並ぶ墓標があるだけだったという。後年、脳の研究者となった体験者は、この「海から帰った霊」を折にふれ思い出すと語っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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