トップ > 長野県の伝承 > 長野市

讃岐の水中から来た深慶院の如来

所在地長野県長野市大字赤沼(深慶院)
年代伝承(口承)
登場了雲、深慶院を開いた入道(俗名深瀬某)
出典長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

深慶院の薬師瑠璃光如来にまつわる話。享保年間、深瀬某という人が体の弱さから出家して入道了雲と名のり、仏道に励んだ。諸国の神仏を巡る旅の途中、四国の讃岐で宿をとって経を読み眠ると、夢に老僧が現れた。この地に九百四年いたが縁が尽きた、お前を待っていたので国へ連れ帰ってほしい、自分は東方の救い主で今は宿の東南の水中に沈んでいる、と告げたという。宿から東南へ数町行くと小川があり、中に金の仏が沈んでいた。了雲はそれを大切に持ち帰り、深慶院を開いて安置した。それがこの如来だという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第4巻(三)北信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち北信地方の伝説の章を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・沢と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌の順に、条ごとに採集地を添えて短い伝えを並べる。戸隠の鬼女紅葉、黒姫と大沼池の大蛇、久米路橋の人柱、秋山郷の平家伝説など、善光寺平から奥信濃にかけての土地に結びついた話が多い。

種別から探す

夢告薬師如来

長野市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)』の伝承