北澤対馬の小屋場城跡
どんな伝承か
大平から東北の山中、松林に隠れるように大きな城跡があり、小屋場城と呼ばれる。昔、仁科氏の家臣北澤対馬の城だったという。跡は三段に分かれ、最上段には神を祀ったらしい跡、中段には武士が寝起きしたらしい跡、下段には厩や炊事場があったとみられる。北側には矢玉を防ぐ土居の跡があり、水をたたえた大きな堀も昭和の初めごろまで残っていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
八坂村誌 民俗編・民俗編資料
『八坂村誌 民俗編・民俗編資料』の口頭伝承の節から、伝説と昔話を抜き出したものである。長野県大町市八坂(旧北安曇郡八坂村)の大姥山と鷹狩山の山姥・金時の伝え、池の主と大蛇、城跡と長者屋敷、狐・狸・むじな・山犬・天狗・河童の話、社寺の由来、雨乞いの伝えなどを、集落ごとの聞き書きで収める。犀川の谷あいの山村に残る、山と獣と水にまつわる話が中心である。