佐渡島の祠を巡った御神行
どんな伝承か
彌彦神社での儀式を終えた御神行の一行は、そのまま船で佐渡島へ渡った。島をぐるりと一周しながら、祠を見つけるたびに彌彦神社と同じ供え物と祝詞、呪文の儀式を淡々と繰り返していった。この旅の計画を立てて一行を率いたのは山本で、二泊三日の日程にあまりに多くの神社を詰め込んだため、参加者はかなり疲れたという。山本は口癖のように、自分たちはすごいことをしているのだと言ったが、どこがすごいのかと聞いてもそのうち分かるとしか答えなかった。著者は回を重ねるほど、御神行を退屈な行いとしか思えなくなっていった。
原典より
一同は、そのまま航路で佐渡島へ向かい、島を1周して祠を見つけては、彌彦神社で行った儀式を淡々と繰り返した。—— 実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年))
『実録 あなたの知らないオカルト業界』は、三浦悦子が二〇一四年に著した体験記である。ライターとして約二十年にわたり取材や個人的な関わりを持った新興宗教の教祖、気功師、霊能者、能力開発セミナー、フリーエネルギーの売り込み手らの内幕を、自らの見聞として綴る。「はじめに」と「おわりに」の間に九つの話を置き、拝み屋、生き霊、御神行などの題材ごとに副題を付けて語る。