見舞いを断った赤木先生の遠隔パワー
どんな伝承か
白血病で虎の門病院に入院した山本を、著者は群馬での仕事の帰りに久しぶりに見舞った。山本は灰色にうろこ状になった肌で、骨と皮ばかりにやせ衰えていた。御神行の仲間も姉妹も見舞いに来ないと嘆く山本の姿に、赤木先生が来てくれれば気持ちも落ち着くだろうと考えた著者は、病室を出て公衆電話から赤木宅に電話し、見舞いを頼んだ。しかし先生は、離れた所からパワーを送っているのだが、山本の心がかたくなに固まっているので入っていかない、だから見舞っても何の足しにもならないと断った。病室へ戻りながら著者は、山本の病の責任の半分以上は先生にあると思い、冷たい人だと感じた。
原典より
遠隔でパワーを送っているんだけれど、山本さんの心があまりにも膠着しているので、パワーが入っていかないんです。—— 実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
実録 あなたの知らないオカルト業界(三浦悦子・2014年(平成26年))
『実録 あなたの知らないオカルト業界』は、三浦悦子が二〇一四年に著した体験記である。ライターとして約二十年にわたり取材や個人的な関わりを持った新興宗教の教祖、気功師、霊能者、能力開発セミナー、フリーエネルギーの売り込み手らの内幕を、自らの見聞として綴る。「はじめに」と「おわりに」の間に九つの話を置き、拝み屋、生き霊、御神行などの題材ごとに副題を付けて語る。