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青山の病家から出た二つの人魂

所在地東京都港区青山
年代明治〜大正期
登場西丸震哉、体験者
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

小学三年生ぐらいのとき、青山の電車通りへ買い物に行く女中について、夜八時ごろ二人で出かけた。右に曲がって左に曲がる角の家のおじいさんが大病で死ぬころだったが、その家から五〇メートルほど手前に来たとき、二階の窓から光の玉がスーッと出て、続けてもう一つ出た。女中は悲鳴を上げ、私を置いて逃げ帰った。絵にあるように尾は引かず横に長く、淡黄色で二〇センチほど、前の家の庭の檜のすき間を通って東へ飛んで行った。そのおじいさんは翌日の朝方に亡くなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

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