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橋の欄干を伝ったタマシと児童の死

所在地青森県むつ市大畑町小目名
年代昭和38年(1963)
登場秋田から来た大工、村上吉次、小学校長
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

昭和三十八年四月二日の夜中、小目名で隧道工事のため秋田から出稼ぎに来ていた大工が、小便に起きたときタマシを見た。直径二十から三十センチほどの黄色いもので、橋の欄干を伝わって山の方へ行った。何かの知らせだろうと思っていると、翌三日に小学二年生が死んだ。その子は友だちと自転車に相乗りしていてその橋から川原へ転落し、入院していたのだった。まだ誰も死を知らないうち、風のまったくない日なのに、小学校に住み込んでいた村上吉次校長は、校舎のガラス窓が異様な音を立てるのに気づき、病院へ電話をかけさせると、いま息を引き取ったという返事だった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

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