識名のイニンビー
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どんな伝承か
首里に近い識名村に、睦まじい若夫婦が住んでいた。妻は夕刻に那覇へ豆腐を売りに行き、夫は夜、松明を持って迎えに行くのが日課だった。ある晩、迎えに行った夫は妻に出会えず、一晩中探し回り、朝になって川で妻の水死体を見つけた。若妻の美貌に横恋慕していた村の若者が待ち伏せて手ごめにし、それを苦にして身を投げたのだった。夫もその晩、絶望のあまり同じ川へ投身した。それ以来、識名と現場付近から青い人魂が二つ浮かび、一晩中行ったり来たりするようになった。これを沖縄では「識名のイニンビー(遺念火)」と呼ぶという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))
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那覇市の伝承
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