マストの上の怨霊
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どんな伝承か
火夫の久場盛英は、首里に許婚がいながら八重山生まれの大田ヨシ子と恋仲になり子をもうけた。母が結婚を許さぬと漏らしたため、絶望したヨシ子は赤ん坊を抱いて宮古と那覇の間の海に投身した。盛英は先島航路を避け鹿児島航路へ移り別の女と結婚したが、一年後の命日、那覇港を出て宮古沖にさしかかると汽船が急に左右へ傾き、マストの頂に黒髪を垂らした濡れた女が赤ん坊を抱いて現れた。盛英は「ヨシ子、待ってくれ」と叫んで夜の海に身を投げ、怨霊は笑って消え、汽船はまた順調に動き出したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))
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那覇市の伝承
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