肺癌の妻の胸に残った観音の跡形
どんな伝承か
昭和五十九年六月十九日、福岡県鞍手町に住む建設会社社長の藤原さんの妻が、肺癌の末期で余命半年、手術もできないと医師に告げられた。夫は書棚にあった『神霊』を読み、すがる思いで田口日勝に電話をした。田口は本尊の観世音菩薩を写したお札を送って体に付けさせ、毎日祈りを続けた。妻は少しずつ体力を取り戻し、三か月後の九月十九日、八時間に及ぶ右肺の全摘手術が無事に終わり、十月二十二日には退院できた。のちの便りによると、退院後に着替えをさせようとしたところ、手術した右肺のあたりの肌に、火傷のような小さな観音の形の跡が浮かんでいた。そこは入院中ずっとお札を当てていた場所だったという。
原典より
またそこには、当方で授けた観世音の姿の『お札』を、病院でずっと当てていたのです。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。