トップ > 岐阜県の伝承 > 下呂市

よい子だと褒められ三日で死んだ赤子

所在地岐阜県下呂市
年代不明
登場報告者(民俗学者)
出典日本の憑きもの

どんな伝承か

岐阜県飛騨地方には、トリツキスジやゴンボダネと呼ばれる家筋があり、その者に憎まれ睨まれると病んだり死んだりすると恐れられた。千葉徳爾の報告によれば、飛騨益田郡のある村でトリツキスジの老女が生まれたばかりの赤子を見て「まあよい子だ」と言うと、赤子は乳を吸わなくなって三日で死に、体には人の爪でつかんだような痕が残っていたという。老女の生霊が乗り移ったためと伝えられた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の憑きもの(吉田禎吾・民俗・憑きもの研究・1972年(昭和47年))

『日本の憑きもの』は、吉田禎吾が一九七二年に著した人類学の研究書である。キツネ・イヌガミ・オサキなどの憑きもの信仰と、それを家筋で伝える憑きもの筋を、島根・高知・大分などの村での調査事例と古記録をもとに取り上げ、アフリカやヨーロッパの邪術・妖術と比べて論じる。三章立てで、憑きものの正体と特色、憑きもの筋の形成と伝播、憑きものが村落社会で果たす働きを順に述べ、注とあとがきを付ける。

種別から探す

トリツキスジ生霊

下呂市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本の憑きもの』の伝承