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鎮守山に籠もった両面宿儺の最期

所在地岐阜県下呂市金山町(鎮守山)
年代伝承(口承)
登場両面宿儺、武振熊命、討伐を命じられた将
出典日本伝説大系 第7巻

どんな伝承か

飛騨に両面宿儺という強力な豪族がいて、国を治めていた。朝廷側からは朝敵強賊と呼ばれ、仁徳天皇六五年、和珥臣の祖・武振熊命に宿儺討伐の命が下った。宿儺は官軍が向かってくると聞くと、斐陀国八賀郷日面出波平を出発し、金山の小山(鎮守山)に三七日とどまった後、最前線の基地である津保の高沢山に立てこもり、武振熊命の率いる軍と猛烈に戦った。宿儺はこの戦いで高沢山に討死したと伝えられる。『金山町誌』に載る岐阜県益田郡金山町(現下呂市)の伝承で、『日本書紀』にも一身両面の宿儺の記事が見える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第7巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第7巻』は、愛知・静岡・岐阜・長野の四県の伝説を集めた伝説資料集の一巻である。笠寺観音や日本武尊から天狗・山姥・八百比丘尼・夜叉ヶ池、石や池や塚の由来、白米城・一夜山まで九十七の項目を立て、口承を中心とする伝承を収める。各項目は伝承地を明記した例話を冒頭に置き、『日本伝説名彙』などの対応する題名を添えたうえで、〔類話〕〔参考〕〔文献〕を続けて近世以前の記録の原文まで示す。

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