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多田家の足音立てる童子

所在地岩手県遠野市宮守町達曽部芋野新田
年代約三四十年前
登場家の人々
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

達曽部村字芋野新田の多田某氏の家からザシキワラシが出て、夜半にべちゃべちゃと足音を立てて、宿のほうへ行ったという話がある。この家は土地での豪族で、今の主人は東京で弁護士をしているそうである。この話は今から三、四十年も前のことらしいが、そのために家運が衰えたとも聞かないという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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