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男の子を取り殺す件の流言

所在地岡山県赤磐市
年代昭和六年
登場不明
出典妖怪伝説奇聞

どんな伝承か

「中国民報」昭和六年五月三十日号の記事による。岡山県赤磐郡西部の各村では、このころクダンが生まれて男の子を取り殺すという流言が盛んに伝えられた。人々は「氏神へ黒豆を持って参れば難を免れる」などと言い合い、神仏へ参詣する者が増えたという。近世のクダンは豊凶や疫病を告げる予言者で、その絵姿を貼れば厄除けになるとされたが、近代以降は流言蜚語じみた神経症的な色合いを深め、ここではクダンそのものが子供を殺す凶兆と化している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪伝説奇聞(東雅夫・2005年(平成17年))

『妖怪伝説奇聞』は、東雅夫が二〇〇五年に学習研究社から刊行した妖怪伝承地の探訪記である。稲生物怪録の木槌、クダン、牛鬼、塵輪、ナメラスジ、八幡の藪知らず、鬼の骨、蛇骨、鍋島の怪猫、児啼爺などを追い、中国・四国・九州ほか各地の寺社や旧家を訪ねて遺物と伝承を確かめる。月刊誌「ムー」の連載「日本伝説紀行」の十二章を三つのカラーグラビアで区切り、巻末に草双紙『鍋島猫騒動』の復刻を添える。

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