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四代替わった古家を改築した寝室

所在地東京都武蔵野市
年代明治〜昭和
登場牧野吉晴、富沢有為男、その家に住んだ作家、筆者・泊まり客
出典私は幽霊を見た

どんな伝承か

亡くなった牧野吉晴の寝室は、相当に曰くつきの部屋だったらしいと筆者は打ち明ける。牧野がその家を買ったのは昭和二十七、八年ごろ、西武沿線の住宅街にある百坪あまりの敷地つきの古家だった。建てたのは大正末期の退役海軍将校で、以後持ち主は四代替わり、売ったのは四代目の主人が死んだあとの遺族である。手入れもされず庭も垣根も荒れ放題だったが、材木が上等なので取り壊すのは惜しいと大工が言い、牧野は改築を選んだ。玄関が変わり、応接間と茶室風の一室が増え、台所も風呂場も便所も新築同様に改まった。

原典より

私の霊界肯定説 徳川夢声不思議といえば不思議な話 池田彌三郎叩鉦の怪 長田幹彦悪い旅行 三浦朱門三つの幽霊 遠藤周作黄色いマフラー 柴田錬三郎お化けの会ができるまで 平野威馬雄幽霊の実験 大高興—— 私は幽霊を見た(東雅夫(編)・MF文庫ダ・ヴィンチ) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私は幽霊を見た(東雅夫(編)・MF文庫ダ・ヴィンチ)

『私は幽霊を見た――現代怪談実話傑作選』は、東雅夫が編んだ怪談実話のアンソロジーで、メディアファクトリーのMF文庫ダ・ヴィンチの一冊である。平山蘆江・火野葦平・佐藤春夫・徳川夢声・遠藤周作・柴田錬三郎から石原慎太郎・新倉イワオ・稲川淳二まで、作家や文化人が自ら見聞きした幽霊や怪異を書いた文章を集める。目次には二十三篇と編者解説が並び、水木しげる・山田野理夫・桝井寿郎の座談「怪談詮議」や中岡俊哉「イタコの謎を追う」の抄録も含む。

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