直角に向きを変えた深紅の光体
どんな伝承か
昭和三十四年七月二十七日の午後八時十分から三十五分ごろにかけて、武蔵野市の吉祥寺で、雲の研究家である塚本治弘氏が奇妙な光体を目撃した。それは南の方角からほぼ垂直に一直線に昇り、仰角四十五度のところで九十度の鋭い角度で向きを変え、弧を描いて西の地平線へ姿を消した。球状の両側に尾のようなものが付いた形で、向きを変えるとき左へ一回転したという。球の部分はやや青みを帯びた深紅、尾はオレンジ色。カメラで撮ったが点しか写らなかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。