棚から落ちた本が告げた戦死
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
昭和二十年春のことである。語り手の姉は、夫が戦死したその日に棚から本が落ちてきて、胸が苦しくてしかたがなかったという。そのときは何のことか分からなかったが、二か月ほど経って戦死公報が届き、日付を見て「ああ、やっぱりあの日とぴったり」と驚いたそうである。物が落ちる音や物の異変が、遠くで起きた死を告げるという話は各地から報告されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
種別から探す
滝上町の伝承
広告枠(AdSense)