**神奈川県横須賀市**
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どんな伝承か
**神奈川県横須賀市**。稲荷谷戸にとても変な家があったのです。一見あたり前の家なのですが、その家には表との境の戸、玄関、勝手口、窓などはあっても、中はふすま一枚、障子一枚ないという家なのでした。押入れも丸見え、しきりのない家に幾ばくかの所帯道具が並び、そこに若夫婦と赤ん坊が住んでいるのでした。土地の噂によれば、その若夫婦はいわくのある夫婦で、御主人が許嫁を捨ててその奥さんと一緒になったそうで、捨てられた女の人は恨み自殺をしたということ、それ以来、夫婦の寝室には戸を立てられなくなったということなのです。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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横須賀市の伝承
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