船へ這上る娘の幽霊
どんな伝承か
上総国木更津町吾妻の漁業五味栄治郎が、同所沖合の板津鼻付近で漁業中、角帯を締めた男が船底に立っているのを見て発熱し病床に伏した。その後、同所の星野浅治郎も蝶々模様の浴衣を着た髪の乱れた女が船端から這い上がろうとするのを見て仰天し、田淵源之助も同所で女の幽霊を見たという。無理心中した男女の亡魂ではないかと噂された。
原典より
前の事あつて後、同所の星野淺治郎も、又同所海中にて漁業中怪しの女が蝶々模様の浴衣を着て髪振乱し、船のがわより這い上がらんとするを見て仰天して帰つたことがある。—— 幽霊は語る(梶天真・幽霊研究・大正〜昭和(戦前)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
幽霊は語る(梶天真・幽霊研究・大正〜昭和(戦前))