竹下通り地下の占い館タリム
どんな伝承か
占いは辻占いの時代から今日の大型店舗化・集団化へと姿を変えながら、なお多くの人の心をとらえている。成田山新勝寺の境内には十七軒の易占所が長屋のように並び、生駒山麓の石切剣箭神社の参道沿いには四、五十軒があるという。東京でも若者の町では同じ集団化が進んでいた。流行の先端を行く原宿の竹下通りにサンズビルというビルがあり、その地下に「占い館・塔里木」が入っている。タリムとはタクラマカン砂漠に点在するオアシスの名だそうで、迷える東京の若者に命の水でも与えようというのか、と筆者は皮肉る。ここでの相談はほとんどが恋愛問題で、一割ほどが進学や学業だと聞く。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
なぜいけない-占いオカルト新新宗教-ブームが問いかけるもの(田村昭二・1992年(平成4年))
『なぜいけない-占いオカルト新新宗教-ブームが問いかけるもの』は、田村昭二が一九九二年にキリスト教の立場から著した占い・オカルト・新新宗教の批判書である。人相・手相・占星術・九星術・姓名判断など流行の占いを一つずつ紹介し、オカルトの種類や、オウム真理教・幸福の科学などの新新宗教の実態を、雑誌記事や体験談を引いて記す。七章とおわりにからなり、後半では聖書が占いやオカルトを退ける箇所を示し、クリスチャンの対処法八か条で結ぶ。