鶏物語
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どんな伝承か
市ヶ谷佐内坂に住む旗本の用人某が、主家の費用を作るために平塚在の領地へ行き、村役人の家に泊まった。翌日の午後、庭先をぶらついていると、庭の隅の梨の木の根本で蟷螂が蜻蛉を捕らえて食っている。ひどいことをすると思って見ていると、五、六羽の雛を連れた雌鶏が垣根を潜って来て蟷螂に飛びかかり、ひと啄きで啄き落として雛の前へ投げた。蟷螂が蜻蛉を殺し、鶏が蟷螂を殺すかと、用人は妙な気がして心が落ち着かない。その夜ひと眠りして目を覚ますと、隣の部屋で村役人夫婦が、他に何もないからあの鶏を殺して馳走をしようと話し合っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の怪談(二)(田中貢太郎・日本の怪談シリーズ・明治末~大正期(推定))
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八千代町の伝承
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