薬師町の通夜殺し
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どんな伝承か
薬師の霊験で栄えた土佐戸波の薬師町だったが、博徒の土居松次(どいまつ)は仇敵・白木琢次を狙っていた。ある朝、田村という旅館の二階に琢次らしい頭を見つけた松次は日本刀を持ち出し、いきなり首を斬り落とした。だがそれは琢次ではなく、宵から薬師堂で通夜をしていた隣村の男が、琢次の空いた寝床に潜り込んで寝ていたところだった。「お薬師様で通夜していた者が殺された、神様も頼みにならぬ」と参詣人は我先に逃げ帰り、それきり誰も参らなくなって薬師町は衰えてしまった。松次はのちに七人を殺め自刃したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の怪談(二)(田中貢太郎・日本の怪談シリーズ・明治末~大正期(推定))
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土佐市の伝承
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