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助郷騒動に揺れた馬見塚村の誓約書

所在地愛知県豊橋市馬見塚町
年代1867年(慶応3)4月
登場久右衛門、平七、組頭・庄屋役に推挙
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

吉田宿の助郷騒動が近隣の村役人に与えた衝撃は大きかった。吉田方村に属する馬見塚村では、慶応三年四月に助郷についての申し渡しを承知し、今後は心得違いをせず、がさつな振る舞いや徒党がましいことは決してせず、御法度を固く守るという誓約書を吉田藩の役人に差し出した。この村では三月に、組頭の久右衛門と平七を村中で相談のうえ庄屋役に推したばかりだった。著者は、こうした動きを、騒動の波及を恐れた村役人層が結束を固めようとした表れと見ている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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