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中泉代官所の代官たちの茫然自失

所在地静岡県磐田市中泉(中泉代官所)
年代慶応四年(1868)一月末
登場大竹庫三郎、代官大竹庫三郎ら、中泉代官所の代官
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

遠江の中泉代官所(いまの磐田市)は、遠江西部の天竜川流域に広がる天領を治めていた。慶応四年一月末までは働いていたようだが、新政府軍が近づき、東海道の諸藩が次々に帰順するのを見て幕府軍の後詰の部隊が散り散りになると、代官大竹庫三郎をはじめ代官所の者たちは茫然自失のありさまになったらしい。その後三月には大竹が「天朝御料」の代官として返り咲き、代官所も組み直されたが、将軍から天皇へ代は替わっても村の秩序はもとのままだったと著者は記す。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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