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黒丸を念じ込んだ長尾夫人の念写

所在地香川県丸亀市
年代明治43年12月27日
登場福来友吉、長尾夫人、六郎、実験をのぞき込んだ長尾夫人の七歳の息子
出典心霊の現象

どんな伝承か

明治四十三年十二月二十七日の朝、福来友吉は新しい種板二枚をそれぞれ黒紙に包んで箱に入れ、白紙に描いた黒丸を貼って長尾家を訪ね、これを写してほしいと頼んだ。八畳の部屋で始めたが、七歳の息子六郎がのぞき込んだため夫人の集中が途切れ、夫人の求めで三畳の間に移ってやり直した。夫人は念を凝らしたのち、今日は確かに打ち込んだと告げた。すぐに石川写真館で現像すると、二枚とも感光しており、にじんだようではあるが丸い形がはっきり認められた。

原典より

形が洩れ出した様な形を呈して、原物の黒丸でないけれども、兎に角丸き形の寫され居ることは充分に認められ得る。—— 心霊の現象(福来友吉) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊の現象(福来友吉)

『心霊の現象』は、福来友吉が数年来諸雑誌、とくに弘学館の『ニコニコ』誌に通俗的に書いた文章から、心霊問題にかかわるものを選んで編んだ小冊子である。明治四十三年から長尾夫人・高橋夫人を相手に試みた念写の実験の経過を詳しく記し、夢による知覚や治癒、潜在精神から生じる病やヒステリーの事例を挙げる。念写、希望のニコニコ、「我の能力」と人性、生命学と心霊研究、動物主義、夢、潜在精神、精神的養生の諸篇を収め、各篇を節に分ける。

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