トップ > 茨城県の伝承 > 日立市

五度の手術と一人だけの生還

所在地茨城県日立市(日立総合病院)
年代1979〜1994年
登場佐藤国男
出典証言・臨死体験

どんな伝承か

1979年の最初の手術では脳腫瘍を取りきれず、六分の一ほどが残った。佐藤国男さんは、それが再び大きくなったため七年後に超音波メスで、さらに1994年にはバルーン法で摘出手術を受け、外した頭骨を戻す手術や脳硬膜の穴をふさぐ手術も含めて、十六年間で計五回の手術を重ねた。臨死体験やそれに近い体験は最初の手術のときだけだった。三つの施設を巡る苦しいリハビリの末、左半身の麻痺と時折の軽い痙攣は残るものの、車椅子で普通の生活ができるまでになった。最初の手術を受けた病院で同じ病気の手術を受けた患者のうち、生き残ったのは彼一人だという。

原典より

最初の手術を受けた病院に、同じ病気で手術を受けた患者さんが何人かいるんですが、生き残ったのは私だけです—— 証言・臨死体験(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・1996年(平成8年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

証言・臨死体験(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・1996年(平成8年))

『証言・臨死体験』は、立花隆が文藝春秋の雑誌『クレア』に連載し、一九九六年に単行本として刊行した臨死体験の証言集である。俳優の安田伸、作家の水上勉、彗星探索家の木内鶴彦、プロレスラーの大仁田厚、映画監督の羽仁進など、病気や事故で死の淵に臨んだ二十三人の体験を、本人や家族からの聞き取りで記録する。各章は人物の略歴と前置きに続けて問答形式の談話を載せ、本人の著書や手記からの引用も交える。

種別から探す

脳腫瘍生存

日立市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『証言・臨死体験』の伝承